2017プレミアリーグ チェルシー優勝総括など 

コンテ監督がチェルシーに導入した3バックは、確かに数字のマジックの一面はあるのでしょうが、一方で単なる数字だけのシステムではないと思っています。

要は、その昔、杉山某氏が「4-2-3-1」と唱えたような、単なる配置の問題ではないという認識ということ。

もちろん「3-4-3」という型に、そのシステムを活かせる選手をあてはめた面もあるのでしょうが、その根底には「手持ちの駒を最大限に活かす」という「選手>システム」という「選手至上主義」な思想はあったと思ってます。

この「選手>システム」という思想こそが、今季のチェルシー優勝の最大の要因であったと思っていますし、ここ最近のサッカー界全体で再度見直すべき観点ではないのでしょうか。

一方で「コンパクト」であることは、現代サッカーの最重要命題であると思っていて、いわゆる「4-2-3-1」に代表される前後分断システムよりも、コンテの「3-4-3」のほうが、その点で優れていたこともシステム論という切り口では言えるのかもしれません。

まぁ、「4-2-3-1」であってもウイングやサイドバックが優秀なら攻守にうまく絡んで「コンパクト」を演出できるんでしょうが、サイドバックに変わって「ウイングバック」を配置することで、仕事の役割や分担を機能的にそして明確にできたところもシステム論的な話としてはあるのでしょうけど。

何度もいうようにアザールを中心とした「ウイング系FW」を多く抱えるチェルシーにとっては、彼らの守備負担を軽減して、いかに攻撃に専念させることが出来るのかというのが「チームとしての命題」であったし、「サイドバックの攻撃参加」が機能しないというか、「攻守に優れたサイドバックが見つからない」という問題もずっと抱えていたわけで。その2つの問題を解決する施策が「3バック」であったのかなと。

まぁ、この問題はチェルシーのみでなく多くのチームが抱えているとも思われるので、そう考えると「単なるシステム論」になっちゃうのかもしれないけど。一時期、日本で「フラットスリー」が流行ったように、形だけ「3バック」の真似すれば機能するかかというと、そうではないと言いたいだけなんですけどね。

ジョン・テリー。

彼が今季チェルシーのスタメンから外れた理由はいろいろあるんだろうけど、年令にプラスして「カバーリング」能力や「スピード」に不安があった気はするし、一方で「モウリーニョの亡霊退治」という側面もあったと考えてます。

モウリーニョ以外の監督がなかなか成功しなかった理由とは、要はモウリーニョのやり方に慣れたキー選手がピッチに君臨することで、その選手がモウリーニョの亡霊としてチームを変えてしまうことにあったのではないか。

もちろん、アンチェロッティやヒディンクという成功者もいたのだけれど、「JT」というチェルシーの象徴が一方で「モウリーニョの輝かしい栄光の影」を引きずっていたところはあったのではないか。みたいな。

いうまでもなくジョン・テリーはチェルシーのレジェンドであり、素晴らしい選手ではありますが、「世代交代」というキーワードに対しては知らぬ間にマイナスに働いていたのではないか。

最後にプレミアリーグのテレビ放送について。

個々数年は「デジタル」とか「モニターの大画面化」によって、サッカーがお茶の間でより楽しみやすくなったと思っていたのですが、「サッカーをスマホで見る」というのは、その流れから逆行しているような気がしてなりません。

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Posted on 2017/05/23 Tue. 02:28 [edit]

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プレミア「マンチェスターユナイテッド対チェルシー」感想文 

シーズン開幕当初に対戦した時は、あまりに酷い状態でモウリーニョどうしたという感じのユナイテッドでしたが、この試合はモウリーニョのチームらしくなっておりました。流石です。

特に守備が素晴らしくて、チェルシーの攻撃がほとんど機能しなかった感じでた。

まぁ、チェルシーがあまりに無策過ぎたというか、もっと慎重に戦うべきだったとは思うのですが、中途半端にリスクを冒して攻撃していたのはまずかった気はしますね。

5バックでしっかりと中央をガードしておくのがセオリーだったと思うのですが、ボランチが攻め上がってカウンター食らって中央突破されてしまったのは、単なる経験不足だけの問題ではない気もします。

この敗戦では若干、優勝の確率が下がった気もしますが、それでも80%くらい? 気を取り直して、がんばってもらいたいですね~。

Posted on 2017/04/17 Mon. 09:19 [edit]

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プレミア「ストーク対チェルシー」感想 

いろいろあり更新できてませんでしたが、ストーク戦について。

ウィリアンのフリーキック、セットプレーからのゴールに、ケイヒルのミスからの失点と、内容的にはシーズン当初の「弱いチェルシー」に戻った感じにも見えますが、それでも試合に勝てるところが好調な証なのでしょう。

3-4-3システムについては何度も書いてますが、ウィングバックを配置することで、サイドと最終ラインの仕事を明確にしたのが効果的だった気はしてます。

システムによって前のFW3人はある程、攻撃に専念できて、それ以外の選手は守備の陣形や意識を高く持てるようになったみたいな感じ。

今期は好調のまま最後まで戦えるのでしょうし優勝も問題ないと思いますが、来季もこれを継続できるのか?

選手の移籍がどれくらいあるかにもよりますが、まぁ、なんとかなるのかな?

Posted on 2017/03/21 Tue. 08:57 [edit]

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プレミア「チェルシー対アーセナル」感想 アンチFWの守備至上主義 

スカパー解説の粕谷氏が「ペドロのような選手はコンテ好み」的な発言してましたが、じゃあ「アザールやコスタは好みでないのか?」と考えてみるとそうでもないのかなと。

FWの前線での守備は確かに重要であると思いますが、だからと言って、ペドロ>アザールとはならないのかなと。もちろんFWが守備することも大切だと思うけど、1番求められているのはゴールすることやチャンスメイクすることだと思うわけで、そこはちゃんと評価しないと行けないと思うんですよ。

なんというか、戦術からサッカーを語る人にありがちなのが、まるで「守備での貢献が評価のすべて」的な発想。「前でさぼっている」とか「抜かれても追いかけない」とかいう、あれです。確かに、その仕事が大切な場合も多々あるけど、じゃ、「FWに求められているのはプレスや追いかける能力」だけかというと違うと思うわけです。

今のチェルシーの場合、アザールの守備の負担を軽減して彼の攻撃能力を最大に活かすためのシステム=3バックシステムなところがあると思うわけで。

そのシステムを採用している時点で、コンテの頭のなかに果たしてどれくらい「ペドロの守備力が大好き」という要素があるのだろうか??

今のチェルシーのトータルの戦術から考えると、「ペドロの守備最高」という視点はちょっと安直すぎるように感じました。


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Posted on 2017/02/05 Sun. 22:16 [edit]

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ランパード引退に寄せて 


今は死語となりつつある「トップ下」というポジション。
キャプテン翼世代のおっさんには多くの「トップ下信仰」がいたが、その呪縛を取り除いたのがランパードだったと思っている。

その呪縛とはイタリアやブラジルが支配していたサッカースタイルと言うと語弊があるだろうか?

そう。個人的にはサッカーの関心がセリエAからプレミアリーグへ移行した時期というか「イタリアサッカーからイングランドサッカーへの変換」を手助けしてくれた選手こそがランパードであると思っているのであるが、いわゆるイタリア的なトップ下でもブラジル的なボランチでもないイングランド的な「セントラルミッドフィルダー」というポジションの王様であるランパードの存在は私のサッカー観戦人生において大きな存在であったのは間違いないということだ。

テクニック的にはジダンとかロナウジーニョとかのが凄いのは間違いないんだけど、スケールの大きいそのプレイスタイルがイングランドサッカーというかプレミアリーグのブレイクを担っていたのは間違いと思うわけです。もちろん金満によるところも大きいんだけど。

特に、そのゴールの嗅覚は魅力的でしたよね。ミドルシュート然り、ペナルティエリアへの侵入のうま差からのゴール然り。

ランパード=ゴールできるセントラルミッドフィルダーなんだけど、彼にチェルシーでのPKを任せたのはモウリーニョだと思うんだけど、そのアイデアは今改めて考えるとすばらしかったと思うんですよ。ランパードの良さをうまく引き出していたというか。

たぶん、ランパードに得点力がなければ、ロビーサベージに毛が生えた程度の選手で終わっていた可能性は高かったと思っているんだけど、そのサベージがランパードの引退に向けてこのような言葉を送っています。

グッドラック オン ユア ネクスト チャプター

そうだね。また、どこか出会いましょう!


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Posted on 2017/02/03 Fri. 02:13 [edit]

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