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プレミアリーグ「スパーズ対チェルシー」感想文 悪くは無い結果 

キッシング トウ ビー クレバー

「2004年に私がここに来たとき、ほかの国からやってきた選手がいた。ここはイングランドだから、その選手たちに教育をしなければならかった。ほかの国では、PKを得たりレッドカードを出させたりすることで、クレバーとかインテリジェントだと言われたりする。イングランドは違う。私がここで学んだことではない」

「レフェリーに問題はないと思う。判定は違ったが、彼は選手を信じた。選手が顔をおさえて倒れ込んだら、そう考えることは自然だ」
試合の内容についてもコメント。モウリーニョ監督は、後半のパフォーマンスに満足の様子だ。
「後半はとても良かった。良いスピリットを持って、強いメンタルだった。戦術的にも強かった。後半は非常に良かったよ。タイトルを争うチームのホームで引き分けというのは、悪い結果ではない」
livedoorより

レフリーをあからさまに批判するのではなく、「選手のフェアプレイ精神を問う」というやり方は、いいですね。数年前のモウリーニョならすぐに主審のジャッジに異議を唱えていたと思うんだけど、これは「クレバーになった」ということなんだろうか。まぁ、状況によってなんでしょうけど、今回のやり方は個人的には大歓迎です。退場後にトーレスとピッチの外で何か話していたときの様子を見る限り、「トーレスに対してのケア」もきちんとできていた感じだし、今回の退場劇で、なんとなく「モウリーニョの偉大さ」を感じたしだいです。

勝ち点1

さて試合に関してですが、勝ち点1獲得できたことは悪い結果ではなかったのは間違いないでしょう。スパーズ相手にアウェイで先制されながらも追いつけて、退場で1人欠いたにも関わらずドローに持ち越せたのは100点ではないものの、よかったかなと。

守備的布陣


モウリーニョの戦前のプランは定かではないけど、ラミレスを2列目、ボランチにランパードとミケルを起用したのは「守備を考慮して」ということなんでしょうかね。残念ながらスパーズに先制ゴールを許してしまうんですが、戦う姿勢自体は悪くなかったと思いました。まぁ個人的には「4-3-3」にしてバイテルエリアのケアを重視した布陣にするのもありだったかなとも思うんですが(もしかして、そうだった?)、対戦相手や状況に応じて「スタメンや戦い方を変化できる」というのは、いい傾向であると感じてます。

交代策

で、後半頭から「ミケル下げてラミレスをボランチに下げて、マタ投入」という采配はモウリーニョらしいいい采配だったと感じました。個人的にはマタでなくシュールレ投入かなと思っていたんですが、「マタへの信頼」が出てきたということなのでしょう。ちなみに、この試合トーレス先発で、試合途中にマタとアスクリピエタ投入と「スペイン3人衆」を起用したのは、私がスペイン人を使わないと苦言したからですか?(笑)。もちろん、冗談ですが、少なくとも「トーレス&マタ」は、ベンチに眠らせておくにはもったいないコンビであるおとは再確認できたということでしょう。


トーレス


退場になったのは残念だったけど、この試合のトーレスの出来は悪くなかった感じです。ドリブルで勝負するシーンが随所に見られたんですが、そういう積極性こそが今のチェルシーに必要なんですよね。エトーもがんばっているけど、まだ消極的というかプレミアに慣れてない感があり、その姿勢がなんとなく攻撃の流れを悪くしていたんですが、この試合のトーレスのパフォーマンスはそれと違うものでした。まぁ、本来ならアザールがもう少し「個の突破からチャンスメイク」してほしいところなんですが、相手のマークが厳しい&コンデョションがイマイチなこともあり、力を出せてないんですよね。場合によっては、ちょっと休養」させてやるのも手かもしれません。

シュールレ

個の突破という点ではシュールレも期待できる選手なんですが、いかんせん「ゴールへの嗅覚に乏しい」ところが問題な気がしてます。センタリングやドリブルは申し分ないんですが、「ゴールできない病」はかなり気になるところ。まぁ、1ゴールできれば変わる可能性もあるんでしょうが、シュートの上手さというのはある種、「生まれつきの才能」ってところもありますからね。まぁ、何はともあれ練習してゴールの嗅覚を磨いてほしいです。

さすがテリー

ゴールの嗅覚ってわけじゃないかもしれませんが、この試合で同点ゴールを挙げたテリーはさすがというところでしょう。こういうビッグゲームで活躍できる「メンタルの強さ」はさすがです。モウリーニョ・チェルシー第一次政権で強かったころって、そういう「メンタルの強い選手」がここぞというところで活躍できていた印象がありました。ドログバとかランパードとかエシエンとか、そんな印象があるんですが、そういう「大きな舞台で活躍できる」選手が、新たに育ってほしいところです。というわけで、がんばってくれよアザール&オスカル。

ベイル不在

ちなみに、今のスパーズにもそういう「大試合で活躍できそうな大物」が不在な感じで、そこがチェルシーが今回、1人少ないながらもドローに持ち込めた大きな要因であった気がしてます。今期のスパーズは、けっして悪いチームではないんですが、やっぱ昨年までいたベイルのような絶対的なエースの不在は勝ち点1取れたポイントな気はしますね。もちろんサッカーは11人でプレイするスポーツですし、1人スーパースターがいればいいというわけではないんですが。


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Posted on 2013/09/29 Sun. 12:20 [edit]

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プレミアリーグ「チェルシー対フラム」感想文 オスカルとマタ 

オスカルはいい選手だと思うけど、正直、ここまでモウリーニョの寵愛を受けることになるとは思っていませんでした。確かに前からプレスする意識はそれなりにあるし、運動量もそれなりにあるのは「プラスの評価」となっているんでしょうけど、マタがこれほどまでに冷遇されることになるとはねぇ。

「彼は(21日の)今朝にトレーニングをこなした。その中で、アシスタントコーチが彼はまだ激しいトレーニングを
こなす必要があると言ったんだ。だが、火曜日の試合で彼は先発でプレーするだろう。今日の試合でプレーしなか
った選手たちが中心となるだろうね。フアンやダビド・ルイス、マイケル・エッシェン、セサール・アスピリクエ
タといった選手たちだ。そして、ピッチでは選手たちが私の起用法が間違っていると思わせるようなプレーを見せ
て欲しいと考えている。そうなれば最高だね」
チェルシー公式より

まぁ長いシーズン、今後オスカルとマタの関係がどうなるかわかりませんが、攻撃力よりも「前からプレス」で評価される感じになるのかは注目したいところです。もちろん、攻撃力が同じくらいなら「守備ができるほうをチョイス」となるのはわかるんですが、果たしてオスカルとマタの
攻撃力は同じなのかと問われると、どうなんでしょうね。個人的には、まだマタのほうが実力は上と感じているんだけど、この試合でもゴールしたオスカルが「結果を残している」のはきちんと評価したいところです。頑張っているのは間違いないし、確かに守備の意識の高さ&運動量の多さはモウリーニョが好むのもわかるかなと。

というか、トーレス、マタ、アスピリクエタとスペイン人選手が冷遇されているように見えるのは私だけ(笑)? 

たまたまなんでしょうが、レアルマドリードで嫌な目に遭ったんで「スペイン人はノーサンキュー」という穿った見方をするのもありなのかもしれないかなと。なーんて。

エトーへの拘りも、その「スペイン人憎し」の理論から考えるとしっくるくる気もするなぁ。なーんて。

まぁ、この試合、エトーもがんばっていたしオスカルも活躍したわけで「モウリーニョの戦略」が当たったことは評価したい。テリーを中心とした最終ラインの守備もよかったし、久々のクリーンシートで試合に勝てたのはよかったです。

あと、ミケルのゴールはチェルシーで初でしたっけ? 個の守備力はあるので、この調子でゴールを量産していければ「中盤の要」として化ける可能性も期待できるのかもしれません。

とりあえずは連敗ストップおめでとうということで。


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Posted on 2013/09/23 Mon. 00:48 [edit]

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欧州チャンピオンズリーグ「チェルシーVSバーゼル」感想文   

 遅くなりましたがバーゼル戦について。

バーゼルはいいチームだし弱くはないと思うが、勝たないとといけない相手であるのは確かだ。そういうチームに対して、まったくいいところなく敗れたのは、大問題である。しかもホームでね。

敗因はいろいろ考えられると思うが、一番の要因はエトーが全然、機能してないことだろう。

エトーは移籍してきたばかりなので機能しなくても仕方がないと考えるのが普通かもしれないが、ぶっちゃけ、彼をスタメンで起用する意味は不明だし、無理やり起用して心中する必要性はあまり感じない。トーレスやバのほうがまだ使える感じだし、お得意のゼロトップ(笑)だってあるわけだし、ホームの初戦は「手堅く勝ち点3をゲット」を狙うのが筋ではなかったのか。ちなみに、決勝点(相手の2ゴール目)は相手のコーナーキックに対してエトーの守備が軽率であった点が問題だったと思うのだが、そのあたりの「守備の連携」も考慮すると、もう少し練習させて「チームになじませてから」起用するでもいいんじゃないか。

モウリーニョがなぜにそこまでエトーを重宝するのか理解に苦しむ。トーレスはベニテスの匂いがするから、お嫌いなんですか?

また、ウィリアンの初スタメンや、ヒンケルのボランチ起用など「テスト的な布陣」にしたのも、結果論的には問題といえるだろう。バーセルをなめていたからなんだろうけど、そういうモウリーニョの驕りが「ジャンアントキリングされている」最大の要因であるのは間違いないからだ。

特にヒンケルの起用は失敗であったように感じた。素質はあるのかもしれないが、ぶっちゃけこの試合では何もできなかった感が強い。

もちろん、ローテーションするのは悪くないと思うし、バーゼルとの力関係を考慮してテストしたところもあるんだろうが、「勝者のメンタリティ」がトレードマークのモウリーニョの経歴に大きな傷をつけた敗戦となったのは残念である。

あと、気になっている点は「ダビド・ルイスの守備の緩さ」。ポジショニングが悪くて、動き出しも遅いため、バイタルエリアにたびたびボールを入れられて後手後手に回るシーンが多々あった。そして、それがバーゼルを勢いに乗せてしまった感じだ。もちろん、ダビド・ルイスはパスや攻撃力で非凡なものがあり、それは生かしたいが、守備力は昨年よりも劣っている感じだ。なので、現状、モウリーニョ・チェルシーにおいて彼の最適ポジションはアンカーであり、センターバックではないと感じている。まぁ、これからセンターバックとしてフィットしてくるんでしょうが、現状、今期のチェルシーはボランチの守備力が高くないわけで、そのうえに守備のイマイチなダビドルイスをセンターバックで起用すると、鉄壁の守備とはいえず相手に簡単に崩されちゃうんですよね。

まぁ、負けたことは仕方がないんで、次、勝ちましょう。


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Posted on 2013/09/22 Sun. 00:02 [edit]

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Jリーグ 2ステージ制 何か問題あるのかな、別にいいと思うけど… 

前にも書いたかもしれないけど、欧州の海外リーグのサッカーは不平等です。いつも同じチームが優勝争いをしているのは、それだから。ドラフトとかないし、金さえあればいい選手をじゃんじゃん補強できるし、欧州の海外リーグは明らかにチーム力に差があります。近年、少し金の規制ができたリーグもあるけど、それでも基本は強いチームは強くて、中堅のチームは中堅で、昇格してきたチームはそれなりの戦力でという「階級」が存在してます。もちろん、例外もありますが、「全てのチームに優勝のチャンスがある」なんてことは皆無です。それを承知でみんな戦っているわけですし、スタジアムに応援にきているハズです。まぁ弱小チームであっても、サポーター的には「目指せ優勝」なのかもしれないけど、上位クラブとの明らかな戦力差は了解しているハズですし、勝つのが難しいことも心得ているハズです。でも、だからといって「不平等をなくせ、ビッグクラブをなくせ、ドラフト導入しろ、アメリカのスポーツみたいに戦力を均衡させて、すべてのチームが優勝できるようなどんぐりの背比べができるリーグに変えろ」という声が、それほど多くないように見えます。もちろん、中にはそういうふうに思っている人もいるのでしょうが、少なくとも海外でサッカーリーグ運営している偉い人たちから、そのような声や改革案は、良くも悪くもあまり聞こえてきません。なぜでしょう? ビッグクラブがリーグを牛耳っているから? それともビッグクラブがリーグを引っ張ってくれるほうが、いろいろと都合がいいから? 

というわけで前振りはこれくらいにして、本題のJリーグの2ステージ制に関してです。以下に偉い方のインタビューを引用してますが、上記の海外リーグにはない「地元に優勝の喜びを味わえる機会を増やしたほうがいいという発想」という言葉を聞くことができます。もちろん「営業収入の微減」からの脱却のための2ステージ制ということが最大の理由なんでしょうが、「海外の不平等リーグ」と違って、平等なJリーグは「どこでも優勝できるようにするシステムが似つかわしい」ということが根底にあるというように読めました。

――今のうちに手を打っておかなければ、間に合わなくなるという危機感があると。

中西大介 そういうことです。本当に苦しくなって首が回らなくなってからでは遅いですから。近年、営業収入の微減が続いていますが、一気にダメになるビジネスがいっぱいあったわけです。Jリーグはそうなりたくないし、現状の分析数字を各クラブの実行委員に見てもらって、危機感を共有することができたからこそ、大会方式の変更がほぼ全会一致で承認されたのだと感じています。
(中略)

――2ステージ制にすることで、J1の優勝争いが注目を集めたり、優勝を経験するクラブの数も増える可能性があります。

中西大介 J1のクラブ数を18のままキープして、3クラブの入れ替えを続けることは、1部リーグを経験できるクラブ数を増やしたいという目的があります。ドイツではブンデスリーガ1部を経験したことのあるクラブが50以上もある。それがクラブの実績になるわけです。優勝の喜びについても同じことが言えます。Jリーグが開幕当初に2ステージ制を導入した理由の一つに、最初は地元に優勝の喜びを味わえる機会を増やしたほうがいいという発想がありました。それはチーム数が増えて優勝することが難しくなった今でも共通していることじゃないかなと思っています。今シーズンであれば、大宮アルディージャがファーストステージを取っていたかもしれないですよね。
Jリーグ、2ステージ制導入の真意を問う 中西大介



まず、これは簡単に言えば「カップ戦の醍醐味」を取り入れたほうが営業収入がUPするという目論見なんでしょう。まぁリーグ戦よりもカップ戦のほうが分かりやすいし、日本はそのほうが盛り上がる気もしますよね。ほら高校サッカーとか高校野球が日本で盛り上がるのは、その要素が強いと思いますし、それを狙っているとするなら、それはありな気もするからです。で、それって、つまり冒頭に書いたように、プレミアリーグとか海外のリーグみたいに「ビッグクラブ数チームが優勝争いをするリーグ」じゃなくて、「J1すべてのリーグに優勝のチャンスがあるという、ノービッグクラブ宣言」の再確認でもあるというに感じます。もともとJリーグはそういうリーグであることが売りであり、それが好きな人が多いイメージがありましたが、それをさらに誇張するためのシステムと考えれば、なんとなく納得できるんですよね。インタビューでは「地元に優勝の喜びを味わえる機会を増やしたほうがいいという発想」があって、「今シーズンであれば、大宮アルディージャがファーストステージを取っていたかもしれない」ということを好意的に発言されてますが、要はJリーグにそういう盛り上がりを期待しているから故の2ステージ制であるということなんでしょう。
 
欧州とJリーグは別物であって、Jリーグは「すべてのチームに優勝の機会がある平等なリーグである」ということ邁進するためのシステムであると。

なるほど、確かにそれならJリーグにぴったりな気もするし、2ステージ制は合っているのかもしれませんね。その昔、「Jリーグにもビッククラブが必要だ」的な意見もありましたが、それって、今思うとあまり現実的でないわけですし、変に海外のクラブを真似るよりも日本人の気質に合ったスタイルに変えるほうがいいのかもしれません。

反対している人の中には「欧州のリーグと違う」ことを例に上げている人もいますが、はたして本当に欧州のリーグみたいな不平等リーグを望んでいるのですか?

以上、プレミアリーグ・チェルシーファンの戯言でした。


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Posted on 2013/09/17 Tue. 02:48 [edit]

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プレミアリーグ2013年9月「エバートン対チェルシー」感想文 敗因は? 

長いシーズン、当然、負ける試合もあるんで、この敗戦は仕方がない。敗因は「決定力不足」というのが分かりやすい理由なんでしょうけど、個人的には「エトー、マタ、ミケル、ダビドルイス」という今期あまり起用してなかった選手を使ったことにより、チームになんとなく違和感が生じたことが敗因であったように感じました。

中でも特に気になったのは「ミケル&ラミレス」のボランチの相性の悪さと、「マタ&エトー」の関係性のところ。

■ミケルとラミレス

 まずボランチですが、ミケルのプレス守備は利いていたけど、ラミレスの持ち味が発揮できていないように感じられたのは気になるところです。ラミレスの持ち味というか、要はボランチの攻撃への絡み方が効果的ではないのが問題点とでもいいますか。エトーからのセンタリングをミドルシュートしたシーンはよかったけど、もっとそういう「ミドル」や「サイドで起点となる」プレイが出てこないとチーム全体の得点力が劣る可能性は高いのかな。ランパードがいれば、彼は積極的に攻撃に絡んでいくので、もう少し攻撃にダイナミックさが出るんだけど(ユナイテッド戦、バイエルン戦はそうでもなかったけど)、ラミレスの「オフザボールの動き」が生かせてないのは、気になるところです。元々「4-2-3-1」というフォーメーションは中盤の前後で「攻撃」と「守備」で分断されやすく、ボランチは「バランサー」だったり「守備のキーマン」だったりとなり攻撃に絡みにくくなるところはあるんで仕方が無いのかもしれないけど、ラミレスがもっと攻撃に絡まないと「得点力はUPしない」ように感じました。

 まぁ、モウリーニョ的には得点力は「アザール、シュールレら2列目に期待」していて、ラミレスは基本バランサーなのかもしれないけど、この試合のように「シュールレがシュートを外しまくって」しまい「アザールが徹底マーク」されると、ゴールの気配さえしなくなってしまうわけで。もちろん、状況に応じてですが、相手が引いて守備的にきた場合は、もっとボランチやサイドバックの選手が有効に攻撃に絡まないと分厚い攻撃はできないと感じてます。

■マタとエトー

 続いて「マタとエトー」についてだけど、正直、微妙。エトーは裏への飛び出しに長けているので、マタのスルーパスが生きる可能性はあるのはわかるんだけど、プレミアリーグでその連携がどれくらい威力を発揮できるのかと考えると、あまり期待できないように感じてしまいました。まぁ、まだ1試合目なんでこれからなんでしょうが、このエバートン戦に関してはお互い自重してしまったというか、消極的なプレイが目立ってました。というかマタの元気のなさというか存在感のなさは気になるなぁ。

「私はマタを下げてオスカルを同じポジションに入れた。よりパサーと言えるマタとオスカルは異なる選手。オスカルは個人でチャンスを作り出す」チェルシー公式より

 モウリーニョはこのように申してますが、「パサー=ポゼッションからの崩し」「個人でチャンス作る=守備重視で少ない人数で攻める」とざっくり考えると、モウリーニョ・スタイル的には後者の選手のほうが合っているのかもしれません。少なくとも現状はそう感じますね。どちらがいい悪いではないし、どちらでも勝てればいいんですが、試合に負けてしまい結果が出ないと戦術の問題点という部分に踏み込んで考えざるをえないわけで。そう考えると、やっぱ個人的には「ポゼッションからの攻撃力の低さ」は課題として出ちゃうんですよね。

 シュールレが決めて勝っていれば問題なかったかもしれないけど、先ほどのラミレスの攻撃参加が有効でないところや、左サイドバックのアシュリーコールの攻撃力が生かせてないなど「ポゼッションからの分厚い攻撃」が鳴りを潜めているのは問題点といえるのではないでしょうか。

■3バック

◆アシュリー・コールと交代でフェルナンド・トーレスが入ったことで3バックになった最終ラインの中心として活躍したダヴィド・ルイスについて

「彼はとても良いプレーを見せた。試合終盤にイエローカードを受けたが、あの時はレッドカードが出される可能性があった。あれは我々のようなやり方でプレーすると起こる可能性があることだ。我々は異なる結果を得るためにトライして0-2で敗れることを恐れない。ただ、ダヴィドは安定していたし、後方から攻撃を組み立てていた」
チェルシー公式より

 この策は悪くなったかもしれないけど、残念ながら、それほど機能していなかったのも事実。トーレスとエトーは偉大なプレイヤーだが、タイプが被っているというか、この試合ではツートップにしたところであまり有効的ではなかった。ポストプレイヤーというか高さがあるFWが不在なのでしかたがないかもしれないが、そういうプレイヤーが必要に感じましたね。ルカクの放出は仕方が無かったのかもしれないけど、タイプ的にはエトーよりも彼を残すという選択があった気がしている。もちろんエトーは前から守備できるし、サイドからのセンタリングに対するニアポストへ動き出しの鋭さは秀逸だし、サイドや2列目もこなせる起用さやポリバレントとしてかなり有能なので総合力は上だと思うけど、この試合のように相手に引かれて超攻撃的な布陣にするときにイマイチ扱いが難しい。同様に、ポリバレントな選手という点でその人材が少ないかな。昔のエシエンみたいに中盤、最終ライン、サイドバックをこなせるような選手がほしいです。ラミレスが近い存在だとは思うけど、何度もいうようにモウリーニョは彼の能力をまだきちんと生かせてないように見えるんで、そのあたりが今後の鍵を握るんでしょう。

■まとめ

というわけでまとめると、開幕してからまだ数試合ということもありマタ、ラミレスといった軸となる「センターラインの選手」が自信を持ってプレイできてない。前からのプレスなど守備はある程度は機能しているし、「4-2-3-1」の前後分断サッカーでアザールやシュールレ、オスカルの「個の力を中心」としたリスクの少ないサッカーが機能する感じは見えてきているが、それが封じ込まれたときの応用力は今後の課題というふうに感じました。

どうも開幕からの戦いぶりやエトーを獲得した移籍市場での振舞いを見るに、モウリーニョのやり方が「?」に感じるところが目立つのですが、この敗戦を機に変なプライドを捨てて一からがんばってほしいところです。



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Posted on 2013/09/15 Sun. 15:39 [edit]

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チェルシー:プレミア・エバートン戦プレビュー 

「彼は我々のためにいくつかの得点を決めるだろう。さらに、彼はチームに経験をもたらす。これまでは、フェルナンドが最も年齢が上だった。彼は若い選手だ。誰もがとても若いんだ。バイエルン戦では、シュールレとオスカル、アザールがフェルナンドの後方でプレーした。彼ら皆が22歳以下だ。そのため、サミュエルは若いチームに経験をもたらすことになる」
チェルシー公式から

本日エトーがデビューという噂ですが、確かに彼の「経験」というのは魅力ですよね。ただ、プレミアでどれくらいできるのかというのは未知数ではあるし、チームにすぐにフィットできるのかかというのも現状ではわかりません。なので、すぐには活躍できないかもしれないけど、可能ならば12月~1月くらいまでには、ちゃんと戦力になってもらいたいところです。もちろん、すぐにフィットして、本日ゴールする可能性だってあるんですけどね。ちなみにエトーで印象に残っているのが、スペイン時代に「レアルマドリード・キラー」であったところ。確か、その昔、マドリーで不遇な目に遭ったことがあり、それに対するリべンジ精神から活躍していたとか(違ったかな)。そう、「気持ち」でがんばれる選手であるという印象なんですよね。そういった意味ではモウリーニョとは相性がいいと思うし、そのメンタルは今のチェルシーの攻撃陣に欠けているものなのかもしれません。最近は、お行儀がよい選手が多いですから。というわけで、エトーにはぜひ「気持ち」が全面に出たプレイをしてもらって、チェルシー攻撃陣に渇を入れてもらいたいです。

「勝ち点3を獲得するためにリスクを負わなければならないなら、私はほとんど毎回リスクを負うだろう。とはいえ、ユナイテッド戦では、そういうことはやらなかった。なぜなら、1ポイントが重要だと感じたからだ。ただし、通常であれば、勝ち点3を獲得するためにリスクを負う。私はベンチにストライカーを入れておくことを好む。そして、2人のストライカーで試合を終えることを好む。それが3人のストライカーが基本である理由だ。私が選手交代を行わないことはとても珍しい」
チェルシー公式から

モウリーニョの真骨頂は「リスクを負った戦いができること」ですね。そして、優勝までのポイント勘定ががちゃんとできるということ。経営者でいうところの「数字をきちんと残せる」って感じのところが魅力なわけです。通常なら、負け試合のところを、戦術を駆使して「勝ち点1」や「勝ち点3」をゲットしたり、対戦相手によっては「きっちりと勝ち点1をゲット」という戦いもできる。そして、何よりもいいのが「連敗を嫌う」と公言したり、「勝利のメンタリティ」という意識を選手に植えつけることができるということ。少なくとも、以前のモウリーニョはそれができていたんだけど、今期も当然、それを期待したいです。

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Posted on 2013/09/14 Sat. 17:13 [edit]

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サッカー親善試合「日本代表対ガーナ代表」感想文 

■守備の意識


コンフェデレーションズカップとウルグアイ戦で出た課題について、今回の練習で意思統一がはっきりできました。トップレベルの4チームとやって出た課題がここにきて意味のあるものになってきたと思います。特に前線からの守備がだいぶ変わりました。それにボールを取られた後の切り替えも早いし、パスコースも限定してくれます。 スポナビより引用

本当に「意思統一」されているのかは疑問ですが、こういう意識や意見がでてきたことは評価したいですね。「前線からの守備」や「切り替えの早さ」というキーワードもいいんじゃないでしょうか。それは現代サッカーの基本だと思うし、そこを疎かに考えるのは、やっぱナンセンスだと思うんで、この「守備から入る」という気持ちを忘れずに本番を迎えてほしいところです。実際、香川選手とか相手のサイドバックにマンツーマン的に追尾して守備している場面もあったりして、守備の意識の高さを伺えたシーンもありましたし、この試合の収穫はそこにあったのかなと。

ガーナというかアフリカの国って最終ラインの個の守備がイマイチという印象があって、この試合も、ぶっちゃけそれほど厳しい守備じゃないことは見てて感じました。なので、ある程度ポゼッションできて、その相手のウィークポイントである「最終ラインの個の守備力」を丸裸にできたことが勝因ですかね。相手がイマイチなところもあったと思いますが、そう感じられたのは逆に言えば本代表の選手の実力があるからってことなんでしょう。まぁ、ぶっちゃけ、日本代表はそんなにアフリカ勢を苦にしてないですよね。たとえ、ガーナにもうちょい主力級と呼ばれる選手が来ていても、内容はそれほどかわらなかったんじゃないでしょうか。エシエンとかチェルシーで現状ベンチ温めてますし、期待されるほど一時期ほどの力はないということは、この場で書いておきましょう。

■意味が無いなんてウソさ

FIFAランキング上位の強豪ガーナを、3-1であっさりと平らげてしまったというこの景気の良い商化試合に、くれぐれもJFAのお偉方までもが浮かれていないことを祈るばかりである。

この相手ならば、現状のサガン鳥栖や浦和レッズなどの、好調を維持するJクラブに胸を借りたほうが、はるかに得るものは大きいだろう。欧州所属クラブのスタメン争いで劣勢を強いられる選手たちの召集のタイミングも含めて、今後のテストマッチのあり様はFIFA規定も含めて、そろそろ実質本意の姿勢へと抜本的に考え直してゆくべきだろう。
キリタニブログさまより引用

言いたいことはわかるけど、結局のところ「商化試合」を強いられるというのも実力のうちではあるんですよね。要は日本代表がもっと強ければ、ガーナもそれなりの体制で向かってきた可能性は高かったのではないかということ。現に日本代表だって、コンフェデは主力で戦ったけど、その後の東アジアなんちゃらでは若手で戦ったわけです。その理由はコンフェデは主力で戦う意義があって、東アジアは若手で戦う理由があったからでしょ? たぶん、この試合に臨んだガーナも同じだったのでは? つまり、かれらにとってこの日本戦は「日本における東アジア的なもの」だったんですよ。で、それに対してけしからんとは言えませんよね。というか、そもそも、こういう「胸を貸す試合」だった存在意義はあると思うし。毎試合・全試合「頼もう! さぁ、我々の実力UPのために真剣にぶってちょうだい。本気で叩かれても我慢するし、そのほうが免疫できて強くなれるから」ってほざくことは現実的ではないですよ。そんなことは、わかっているはずでしょ? で、「好調を維持するJクラブに胸を借りたほうが、はるかに得るものは大きい」ってのも完全に間違いです。そんな国際社会で孤立した北朝鮮みたいな思想をもっちゃだめですよ。江戸時代の鎖国している日本じゃないんですから。「お・も・て・な・し」の精神が少しでもあれば、そんな意地汚い発想は生まれないはずです。そういう発想が「Jリーグの2ステージ制」を産み出すんですよ。もちろん、政治はクリーンなほうがいいし、原発がゼロで、失業0%、殺人事件がまったくないという世界が理想であるというはわかりますよ。そこを目指してがんばるのも否定しないです。でも、そうじゃないから、駄目だ的な意見は「だろう・はずさバンド」のみなさんだって同意しないはずです。では。

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Posted on 2013/09/12 Thu. 02:29 [edit]

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日本代表ガーナ戦プレビュー&引っ越してきました 

biglobeから引っ越してきました。そして、心機一転ブログ名を変えることにしました。過去記事の引越しが難しいようなので、それはとりあえずはおいたままにします。というわけで、早速記事。

このようにグアテマラ戦を“基本のおさらい”とするなら、ガーナ戦は“実践編”と呼ぶことができるだろう。ボールサイドに絞ってコンパクトに保つことは、カバーリングが利きやすいというメリットがある反面、絞りすぎて反対側のスペースを空けるとサイドチェンジを通されるリスクもあり、さらに攻撃に転じたときにサイドバックがタッチライン際に開くのに時間がかかるというデメリットもある。http://sportsnavi.yahoo.co.jp/sports/soccer/japan/2013/columndtl/201309090002-spnavi?page=2

確かに、サイドチェンジへの対応は気になるところですね。あと、相手が中盤を省略して「裏」を狙ってきた場合の対処法とか。今のガーナがどんなサッカーするのか知らないんだけど、普通のアフリカのチームだと後者のほうが戦術的にやってきそう。まぁ、相手が素直にゾーンに入って来てくれる可能性はあるし、そうなれば日本代表的には守りやすいということですね。

 個人的には、やはり「4-2-3-1」の2列目のサイドの動きに注目したいですね。守備では相手サイドバックを封じて、攻撃では逆に相手サイドバックのマークから逃れてフリーでプレイできるのかどうか? 状況に応じて、それを効率的にできれば、かなり有利に試合を進めることができる気がする。

 前回の南アフリカ大会では、カメルーンに勝てたことが決勝トーナメント進出できた大きな要因であったと思うんですが、要はアフリカ勢に勝てるのかどうかってのはW杯グループリーグを突破するうえでの肝だったりするんですよね。もちろん、組み合わせにもよりますが。なので、明日はその試金石となる戦いになればいいのかもしれません。

Posted on 2013/09/10 Tue. 03:34 [edit]

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2013-09