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モウリーニョはマンチェスター・ユナイテッドで復活できるのか? 

 イメージ的には、10年位前のモウリーニョは革命家という感じだった。

 トレーニングメニューを中心に、これまでの伝統的なサッカーとは一味違う「科学的なスタイル」を導入していたこと、戦術的には相手を徹底的にスカウティングしてその良さを消すところから戦うという、非常に「デジタル」的に戦っていたことが、その理由。

 極端に言えば、サッカーという欧州南米的な文化に、アメフトやNBAなどに代表する北米的な「科学、デジタル」な要素を積極的に取り入れていたところが、目新しかったという感じか。もちろん、そういう最先端な方法論はクリンスマンさんとかレーブさんとも取りえれていたし、モウリーニョだけではなかったとは思うけど、その代表格的なイメージはあったのかなと。

 で、そんな科学的デジタル的なスタイルに加えて、指導方法やメディアへのパフォーマンスはそれとは反対の「エモーショナル」というか「アナログ」的なところがあったのも特徴的でした。その目立つ言動があったことも、「革命家」的なイメージを増長していたところもあったのかなと。

 今振り返ってみると、そのエモーショナルさこそが、チェルシーに最初に就任した際に「プレミアリーグで成功できた」最大の理由だった気もします。

 相手をデジタル的に研究して、デジタル的に効率よく練習して、試合ではそこにアナログさを加えて選手のエモーショナルな部分を引き出して戦う。これがうまくはまったんです。第一次チェルシー政権では。インテルでも同様? ただ、レアルマドリードでの監督しているあたりで、たぶん、その方法論に陰りが見え始めたんですね。

 陰りというか、より進化するためには、これまでの方法論ではだめになったというか。要は、相手の良さを消す「受け身」なスタイルではなく、自ら仕掛ける「能動的」なスタイルがより必要となったんですね。たぶん。まぁ、その前から、それはデジタルが故に欠けていたものではあったんですけど、その「能動」を捨てるスタイルに行き詰まりを感じたのかなと。または、戦術的に進化するには「デジタル」ではない領域に飛び込む必要があったみたいな感じ?

 わからないけど、10年位前までは「デジタル+アナログ=最強?」みたいな方程式だったんですが、10年経ったら、その方程式は古くなったみたいな? というか、その方程式の答えは完全に解けてなくて、その答えを探しているうちに、気が付いたら、さらにデジタルに進化することはできずに、結果としてこれまで否定しいた「伝統芸」の方向にたどり着いてしまったみたいな?

 もちろん、これはフィクションですが、果たして上記仮説が正しいとして、今のモウリーニョは「デジタル+アナログ=最強?」方程式を解けるのか? それとも、まだ答えを探しているのか? その辺りがユナイテッドで成功できるかどうかの鍵となる気はしてます。

 簡単にいえば、昔はあった革命家の精神が健在なのか、時代が立つにつれてその精神を失ってしまったのか?というところが個人的に注目している点であるということですね。


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Posted on 2016/05/26 Thu. 01:57 [edit]

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プレミア「チェルシー対レスター」感想文 不味くても飯は食いますけど 

 スカパー解説の川勝氏がぼろくそ言っていたけど、どう考えてもビッククラブを気取るチームのレベルにはないよな。あのFW。
 
 目標がないから野心のある若手を起用するというのはわからんでもないけど、あのレベルのFWを起用する意味がはたしてあるのか?

 レストランで例えると1流レストランではなくて素人料理人が初めて作った料理を試食している状態に近いというか。
 
 腹が減ってりゃ、そりゃ、なんだって食いますよ。いくら不味くてもね。で、顔見知りが作った料理なら面と向かって不味いなんて言えないし、お世辞で「おいしい」なんていう人だっているよね。
 
 でも、僕は正直だから、うまいかまずいかと聞かれれば「まずい」と答えるし、昨年から比べると確実に味が落ちたとも言える。経営者とコックが変わったみたいだな、不味いよって。
 
 正直、ヒディンクはかなりモウロクした。彼の強みは高田純次みたいなエロじじいであることだったのに、急に昔話をしたり説教をしたりし出した感じだ。色気のないジジイの話し相手ほど退屈なものはない。時間の無駄だね。
 
 というかチェルシーのフロントは、エロさのないヒディンクに何を期待していたのだろう。パト獲得も疑問だったけど、そもそもヒディンクを監督にした意図は何だったのか。つなぎなんだろうが、まぁ、とにかくモウリーニョを辞めさせたかっただけだったのかな。ただそれだけ。理論でなく単なる感情論? あほくさ。 
 
 もちろん、若手にチャンスを与えることはすばらしいことだとは思う。ただ、これは公式試合。勝点3がかかっている。育てるだけじゃだめで、チェルシーレベルなら試合に勝ちながら育てないと。結果を残さないと。
 
 アブラモビッチ体制になってから、ずっと結果だけは残してきたわけです。今季だけコンディションの問題があったわけではなく、これまでもそれはあったと思うわけで。それでも結果は残してきた。監督をアホみたいにすげ替えてのも、結果を残すため。だから、多少の問題はあろうとも、チェルシーの新しい歴史が続いたところもあったわけです。
 
 まぁ輝かしい歴史はいつかは途切れるし、それも運命なんだろうけど。急にまずい飯を食わされて、くだらないモウロクジジイのたわごとを聞かされる身にもなってほしい。何度も言うけど、不味くても飯は食いますよ。不味くてもな。
 
 最後にテリー。彼は来季、このチームに残るべきではない。彼のためにも、チェルシーのためにも、彼は去るべきである。今、彼にあるのは不味い飯を不味いとも判断できない、味覚音痴なファンのノスタルジーだけだ。もちろんノスタルジーを完全否定はしないけど、来季のチェルシーにとって必要なのは、それではないはずだ。
 
 ちなみに、「岡崎出場予定」とかレスター戦の冠につけるスカパーは嫌いだ。でも、嫌いだけど、それしかツールがないから契約して試合を見る自分がいる。不味くても飯は食うという理論だ。って、あまりに不味くて食えてもんじゃなければ、空腹で死んでもいいから捨てるというのもありなんだけどな。あと、そんな岡崎を主役にして考察する、昭和的なサッカーブログも、正直お腹いっぱいだ。まぁ人によっては美味しいのかもしれないし、人気レストランなのかもしれないけど。

 SIGHの川嶋さんと意気投合して、カラオケで「俺はジャイアンガキ大将~」と肩を組んで熱唱する夢をみた。


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Posted on 2016/05/17 Tue. 01:18 [edit]

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プレミア「リバプール対チェルシー」感想文 アザールの決定力と個と組織 

「セルフィッシュ」なのか「自覚」なのか、あるいはその両方か? 理由はわからないけど、ここ数試合のアザールのパフォーマンスを見る限り、変な遠慮がなくなったイメージはありますね。というか決定力がついたのは、その遠慮がなくなった故という解釈なんですが、そうでもないのかな。

 思い起こせば、昨年はアザール、セスク、コスタらが連動した左サイドからの崩しという攻撃パターンがもう少しあった気がするんですが、今季はそれにアザール自身が囚われすぎたというか、いろいろ考え過ぎちゃって「アザールの良さ」がうまく出せなく、「シュートまだ持っていけなかった」とか「シュートがうまく打てなかった」ところがあったのかもしれないと、改めて思ってみたり。

 逆に言うと、あくまでここ数試合のパフォーマンスで言うとアザールのゴールは「アザールの個人技」で「シュート」まで完結できているイメージが強く、チェルシー全体の攻撃とのかみ合わせというか組織的な攻撃という面で考えると微妙ではあるんですよね。それがある意味、勝点3に結びついてない要因でもあるのかなと。

 個で仕掛けるのか? それともチームプレイで崩すのか?

 答えはもちろん、その2つとも必要です。要はサッカーの試合は90分もあるわけですから、良いパフォーマンスをするためには「個で崩す」場面なのか、それとも「チームで崩す」場面なのかを状況に合わせて「考えてプレイ」することが求めらます。で当たり前ですが、チームで崩すためには他の選手と攻撃のイメージをある程度共有しないと難しいわけで、そこが難しいところでもあるのでしょう。とはいえ、組織的とは言っても大雑把に分類すれば役割的に「主」となって攻撃をリードする選手と、「従」となって攻撃をサポートする選手がうまく噛み合うという単純なものがベースになっているわけで、最低2人でイメージを擦り合わせれば形にはなると思うんですが。

 たとえばワンツーで崩す場合、パスを出してリターンをもらってシュートするというのが「主」であり、パスを受けて返すのが「従」という感じです。もちろん、そんな単純な形でない場合のほうが多いとは思いますが。

 で、アザールはもちろん「主」もできますし「従」もできます。

 ただ、チームとして求められているのは「主」であることであり「シュートを打つ」「決める」ことであり、あまりに「従」なプレイで見方のサポートに回るシーンが多くなると、結果として勝利に結びつかなくなっているのかなと。

 もっと単純に言えば「シュートの上手い人が、いい形でシュートを打てるようにして、シュートを得点にすること」が大事なわけで、いわゆる決定力がある人が「主」であるべきってことなんですけどね。そう。アザールに求められているのは「主」であり、「シュートを打つ」ことであり「ゴールを上げること」なのかなと。

 アザールが来季もチェルシーに残るのかはわかりませんが、どのチームへ行こうと「主」であるプレーと「決定力」に磨きをかけてもらいたいですね。 


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Posted on 2016/05/15 Sun. 17:51 [edit]

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レスタ-の偉業というよりも、ビッククラブの劣化という観点 

しかし、あのスタイルで、なぜプレミアを制することができたのかという点については、戦術分析のスペシャリストでさえ明快な答えを提示できていない。

 ディフェンスやプレッシングの方法論に限っても、革新性を示すようなキーワードを見つけることができないためだ。日本ではほとんど報道されていないが、レスター絡みの戦術論では「攻撃参加しないサイドバック」の存在が目新しいとされた程度である。

 もちろん個々の選手に目を向ければ特筆できる要素はあるが、ここまでベーシックなサッカーを志向し、戦術のオプションや補強の予算が極端に少ないチームが主要リーグの頂点に立つというのは、ヨーロッパサッカーの現代史においては極めて珍しい。この点でもレスターの優勝は異例だった。
引用


「攻撃参加しないサイドバック」が意味するところを考えてみると、要はサイドバックが攻撃参加したあとのスペースに隙を与えたくないということなのかなと。つまり簡単に言うと守備重視の戦術。別に目新しくもなんでもなく、ちょい前のチェルシーのサイドバックに対する考え方だって似たようなところがあったわけで。言い方は悪いけど、単なるアンチフットボール戦術の一種に分類できると思いますよ。

 で、サイドバックが攻撃参加しないってことは、攻撃の形的には「ハーフカウンター」か「フォワードの個人技頼み」となるわけで。レスターには、その攻撃を可能にする人材がいたというか「育った」ことが大きかったのでしょう。もちろん、攻撃参加しないサイドバックを活かした守備システムが機能したことも大きかったと思うけど、そういう戦術って比較的チーム予算が低くても可能なものであると思うんで、そう考えるとそれほどミラクルでもないんですよね。逆に、チェルシーやシティ、ユナイテッドが勝手に劣化してこけたという「ビッグ4のうちの3つが劣化」した影響のほうが大きかったと思うんです。

 物語の主役を「敗者」に設定するのは、あまり美しい話ではないけど、私の中では「レスターの躍進」よりも「ビッグクラブの劣化」のほうがインパクトは大きかったわけで。どうしても、そちら目線で考えちゃんですよね。

 ビッグ4が劣化した理由は、やはりファイナンシャル・フェアプレーの影響も大きいと思うんですが、特にチェルシーやマンチェスターユナイテッドは選手の小粒化というか世代交代の失敗はフロントの問題が大きいと思っています。
特にチェルシーは昨年優勝していただけに、今年のコケっぷりは説明しにくいところはありますが、実はヤバイ徴候はいろいろ見えていたところはあるわけで。「攻撃は水物」という言葉が示す通り、単に守備戦術を疎かにしたツケが回ってきただけなんですよね。守備というかフィジカルに強い選手を集める志向が薄れ、そこにGKの変更とイバノビッチ、テリーというベテランの劣化も加わってアンチフットボールができない2流のバルセロナなチームになってしまった悲劇とでもいいますか。ユナイテッドに関しては、あまりに先を見越しすぎた若手の抜擢は無謀だったと思うし、それこそ今季はビッグクラブを名乗る資格のない選手の起用法だったと思ってます。

 つうわけで、もちろんレスターが偉業を達成したことは間違いないと思うんだけど、その裏ではチェルシーやマンチェスター勢の愚行があったことも忘れてはならないということです。


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Posted on 2016/05/12 Thu. 01:00 [edit]

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レスターに続くチームは出現するのか? チェルシーが復活する可能性は? について 

「来シーズンには、今誰も予想していないようなチームが人々を驚かせるかもしれない。いまやイングランドのすべてのクラブに、(選手を)買うことができる金があるからだ」
引用

お金? いやいや、そうじゃなくて、お金も大事だけど、それだけじゃ勝てないということを教えてくれたのが、今季のレスターと考えるほうが建設的な気はしますけどね。

 チェルシーはお金があっても、岡崎を獲らないでパトを獲るわけですが、その理由はなんだろう。というか、仮に岡崎を獲ってたとしても、たぶんベンチ要員またはレンタルで他のチームへ出していたと思うわけで、それってなぜか。

 あくまで過程の話だけど。要はコストパフォーマンスの考え方とか、チームのスタイルとか、ブランド力とか安定感とかそういう話になると思うわけですよ。

 で、それを踏まえて「なんでレスターみたいなチームを作らない」とチェルシーのフロントに怒ることができるのかと考えると、それは無理だと思うんです。だって、その方法論(チェルシーがレスターになる)で勝てる可能性は低いわけですし、それで勝てなかったらそれこそ「アホか、お前は」ということになるわけですから。
 
 ただ、もちろんレスターのチーム作りに学ぶところは沢山あるわけで、逆に言うと、その学ぶべきところを軽んじていたことが、今回の失態につながったというのはこれまで何度かこのブログで書いていたとおり。
 
たとえば、オシムが言うところの「水を運ぶ人」の存在価値を軽んじいたことだとか、戦術的に攻守のバランスを甘く考えていたりすることだとか。

 要は単ににそのポジションのスター選手を獲ればOKということでなく、チームとして機能することを考えた人選が必要であるということが大事みたいなこと。

 って、まぁモウリーニョチェルシーも当然、それを考えてシーズンスタートしていたとは思うんだけど、素人目に見ても問題だった箇所が多々あったわけでして。その問題点に着手できなかった理由はなんだったのだろうという答えを探してみると、きっとお金意外の問題にたどり着くと思うんだけどな。

 というわけで個人的にはビッグ4の時代は終わってないと思っているし、レスターの躍進が来季も続くとも考えてないし、第2のレスターが登場する可能性もそれほど高くないと思ってます。まぁ、それって今季は不調だったチェルシーファンの願望であるだけなんですけどね。


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Posted on 2016/05/10 Tue. 02:00 [edit]

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プレミア「サンダーランド対チェルシー」感想文 モチベーション問題はあるとして 

モチベーションの問題であるのはわかっているんだけど、それを踏まえてチームを戦う集団にするのは監督の仕事のはず。そう考えると、ヒディンクは確実に仕事できてないよね。個人的には、今回のモウリーニョ後のヒディンクの監督の仕事にはまったく満足できてないのだけど、この試合はそれを象徴するような試合だったと思ってます。

簡単にいえば「戦う集団」としてチームをまとめられてないように見えるのが、気に入らないんですわ。

「チェルシーらしさ」はそこにあると思っているんだけど、それがないのは致命的かなと。

3失点の問題はいろいろあるんだろうけど、個人的にはやはりボランチの二人の守備力の低さの影響が大きいと感じてます。4-2-3-1というシステムの都合上「4-2」部分と「3-1」部分が分断されてしまうのは仕方がないわけで、それを踏まえて「4-2」部分である程度バイタル部分を中心に陣形を固めて守る形を作れないと厳しいと思うんですよね。って、これは第二次モウリーニョ時代も同様なんだけど、ボランチのところを「攻撃力重視」にしてチームを組み立てるという理想にとらわれすぎて、結果として中盤の選手の力量がその理想に追いついてないところがこの体たらくの主要な原因であるのではないでしょうか。

まぁボランチなんてポジションはブラジル的なものであって、ほかの言葉が適当なのかもしれないけど、ランパードのようにミドルも打てなければ、ジェラードのように展開力もない、ビエラやエシエンのように攻守のつなぎ役としても中途半端だし、マケレレのような守備力もないなんて比較すると彼らが可哀想すぎるかしら? だって、そうなんだもん。

話はかわるけど、いわゆるトータル・フットボール的な思考というのは、まだ健在なのでしょうか?

トータルフット的な思考とは、いわゆるGKを除くすべてのプレイヤーが状況に応じてポジションチェンジをするオールラウンダー選手の集合体というサッカーと認識しているんだけど、そんなドリーミーなスタイルはもはや過去の夢物語であったというのが現実味をおびてきたと語るのはまだ時期尚早か。

サッカー界全体が、オールラウンダーな選手よりも専門職な選手の集合体でチームが形成しているところがほとんどな気がするわけで。その傾向は今現在のみならず、未来も同じなのかなって感じている今日この日この頃なわけです。

って、もちろん専門職といっても、ひとつのポジションしかできないって意味ではないんですけど、中盤の選手はやっぱ中盤でプレイするのがベストだし、最終ラインの選手はやっぱそこでプレイするのがベストであるというのが、より顕著になってきている的な話です。専門職の集合体チームで全然問題なんだけど、それって逆に言うとある特定のポジションに専門家がいないとチームとして機能しなくなってしまうわけで。で、今のチェルシーは、まさに、その専門家の集団なのに一部専門家がいないという問題が顕在化しているのかなと。そこにさらに「4-2-3-1」というシステムが加味され攻守分断化が明白になってしまい、本来そんな硬直スタイルで戦う場合は、攻撃力よりも守備力重視で戦うほうが相性がいいはずなのにそうなってないところが問題であるみたいな。

要は言いたいことは、安定して勝つためには、やっぱ守備力が大事でしょってこと。以上です。


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Posted on 2016/05/08 Sun. 01:59 [edit]

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プレミア「チェルシー対スパーズ」感想文  ミケルがすばらしいのか?? 

アザールの同点ゴールは見事でしたが、いかんせん前半の2失点の内容がいただけない。

センターバックとボランチの間の空間、いわゆる「バイタルエリア」をスパーズに攻略されての失点でしたが、あそこで相手に前を向かれて自由にプレイされると厳しい。攻守のバランスというのもあるんでしょうが、失点シーンを見る限りは守備システム的に欠陥があると思えてしまいます。

ミケル&マティッチというチェルシーでは比較的守備がうまい選手をボランチに起用したとは思うのですが、なんというか「自分の最低限の仕事をすることで精いっぱい感」が丸出しで、守備体系全体としての「穴」をセンターバックとボランチの4選手が俯瞰で見えてないように思えたのが残念。まぁ4人だけの問題ではなく、最終ラインと中盤の守備システム全体の問題なんでしょうけど、数年前の堅守を誇っていたころのチェルシーと比較すると、かなりどうしょうもないレベルであるのは確かでしょう。もちろん守備システムの問題だけでなく、個の守備レベルも落ちているのは言うまでもないところですけどね。

ヒディンクが監督になってからミケルを重宝してますが、果たしてそれは「ミケルがすばらしい」からなのか「ミケルしかいない」からなのかなんて書くと、ミケルに失礼? ただ、現実的にミケルがスパーズやシティ、アーセナル、ユナイテッドにいたとして起用されるのかというと微妙であると思うんですね。逆に、もしチェルシーにマフレズみたいな中盤の選手がいたとしたら、それでもヒディンクはミケルを重宝したのか? すみません、最近サッカー見てないので、他の有能なボランチの選手がわからないんですが(笑)、要は個人的にはあまりミケルのプレイがいいと思ってないこともあって、彼がチェルシーの中盤に君臨することが、あまり建設的には見えないということが言いたいんです。
 
というか、ぶっちゃけヒディンクが辞めたあとのチェルシーでも同様に中盤にミケルが起用されるのかは、かなり微妙ですよね。

まぁ、今シーズンのヒディンク体制は「つなぎ」であって、先の1月の移籍市場で金を使わないし選手も獲らないという方針を採用し現存の選手から再発掘したというのは、ある意味、理論的で経済的ではあるんでしょう。けど、それでは試合に勝てなかったというのが現実だったわけでして。まぁ、今10位ですか? 確かに一時期に比べれば順位は上がったけど、欧州の切符は程遠く、なんとか降格争いは免れたというレベルでシーズンを終えるのは、ある意味必然であったと思うんですよ。まぁ、たぶんフロントも「降格しなければOK」くらいな考えだったんでしょうけどね。勝負は来季みたいな。

ただ、その「勝負は来季」と本当に考えていたのか、つまりヒディンク後の新しいチェルシーの構想があるのかと考えてみると、残念ながら、それについても限りなく「?」なんですよね。水面下ではいろいろ動いているのかもしれないけど、現実的に考えて、それって簡単ではないのでしょう。

だって、来季チャンピオンズリーグの出場権がないわけですし、その影響は小さくないと思うんですよ。現存の選手をどれだけキープできるのかは不明ですし、新たな良い選手が獲得できるのかも未知数なわけですから。もちろん、昨今、金出せば中国でもプレイする選手だっているわけで、それほど「チャンピオンズリーグ出場権」は重要ではないのかもしれないけど、超一流選手を連れてくるのは至難の業であるのは間違いないのかなと。って、ここ数年はそういう金満ぶりは陰を潜めていますし、基本、あまりお金を使わない(使えない?)という構想なのかもしれないけど、なんにせよ来季についても先のミケルみたいに「監督の望む選手とフロントが獲得する選手のズレ」が生じるようですと、この先、ずっと低迷は続く気はします。

昔は「頭脳はないけど、金はある」という金満でのし上がってきたけど、今後「金もないし頭も良くない」となっては低迷するのも
必然だと思いますよ。

スパーズに関して。個人的にはスパーズで若手を育てつつ、選手層も厚くして結果ものこしたポチェッティーノ監督の手腕は評価していて、たぶん今後のチェルシーの目指すべきスタイルは同様なのかなと考えてます。来季もスパーズはこの強さを継続できると思っているのですが、チェルシーが来季復活するには、そのスパーズ以上の成績を収めないといけないと思うわけで。それって現状ですと、それはかなり難しいと思うんですよね。

さらに来季について考えると、少なくともマンチェスターの2チームと、アーセナル、スパーズ、リバプールの5チームと、欧州チャンピオンズリーグ出場権を争える順位までは復活してもらいたいと願っているわけですが、どうなんでしょう。今期のようにスタートダッシュ失敗すると厳しいと思うのですが、とにかく早くチームの構想を固めてもらって出遅れないようにしてもらいところです。

ちなみに、私は今季すでにテレビ観戦ツールとしてスカパーの「欧州サッカーセット」は解約してまして、Jスポーツオンリーにしてます。来季も同様の予定ですが、はたしてチェルシーの試合がどれくらい放送されるのか? 状況によってはJスポーツも解約かと考えてますが、、試合が見れないと応援も厳しい限りですね。


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Posted on 2016/05/03 Tue. 18:45 [edit]

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