FC2ブログ

プレミア「チェルシー対アーセナル」感想文 リスクとダイナミック 

開幕戦の3ゴール目もそうだったですが、これまでのチェルシー同様にハーフカウンター的な形ももちろん健在なわけで。
この試合のペドロ、モラタのゴールはそんな形からでしたね。今シーズンは相手DFの前で起点を作る「楔パス」を有効に打てている感じで、相手DFの裏を狙う「スルー(?)パス」も狙い安くなっている感じがしたのは、相手がハイラインのアーセナルだったから?

何にせよ、「高い位置からのプレス」の意識が高い今シーズンは、このようなハーフカウンターの形が増えそうなので期待したいですね。ペドロ、モラタ、ウィリアン、そしてアザールのゴール量産を。

 問題は失点シーン。開幕前からも、ずっと「サイドを崩される」&「バイタルエリアのスペースがケアできない」という問題点が出ているかと思いますが、この試合もそれで2失点。フォーメーションや戦術などチームの構造上の問題も絡んでいると思いますので、なかなか解決が難しい気はします。

 要は、今のチェルシーは「ボールポゼッション」が基本戦略で、それと「前線からの積極的なプレス」というのは、ある程度は「セット」として考えられているのでしょうが、その戦略が機能せず相手にボールを持たれたときに上記問題が発生している感じ。

さて、これをどう対処するのか。それとも放置せざるをえない感じか。

・ボールを持たれてしまったら、しかたがない。最低限の守備で耐える。
・とにかくボールを持たれないようにする。⇒プレスをがんばる。
・相手にボールを持たれた場合を想定して、リトリート守備スタイルを強化


「リトリート守備の強化」なのか「90分間前線からのプレスを徹底するのか」の2択または、両方できるのがベストなんでしょうが、現実的に考えれば「90分間プレス」は難しい気はします。かといってリトリート守備の強化をする場合はウイングと中盤の負担がかなり高くなるし、人選の再考も必要になるかもしれません。まぁ人選再考はないか。

 たぶん「個の特性」を考慮しつつ、そのバランスを取ることになるのでしょうが、これまでのチェルシーの歴史を考慮すると、そのバランスを考えた結果、「守備ができる人をベースにする起用」と「守備できない人に守備を免除する役割を与えること」という「ウノゼロ(1-0)勝利のための単純な戦術」に行き着き、最終的には自滅という結果を繰り返してしまっておりました。もちろん歴代の監督が守備重視だったことの影響は多いと思いますが、はたして、それに対してサッリ監督がどういう解答を導き出すのかは、注目したいところです。

 サッリ監督は「ウノゼロ(1-0)」思考ではないと思いますし、そこは期待したいところですが、とはいえ「攻撃は水物」というように、
ある程度は守備が機能しないと勝ち点をロスする可能性は高いわけで。そこはある程度は修正してくるのかなと。

 たとえば、この試合。後半にアザール&コバチッチの2人を同時投入した、その狙いに「守備の修正の意図」もあったのか。
コバチッチのプレイの特性はよく知らないんですが、この試合限定で見ると、以下のような特徴があったように感じました。

・ポゼッションからの右サイド「アザールの個の突破」
・コバチッチは右サイドの攻守のバランスをとる
・アロンソはアザールと絡みながら、機をみて攻撃参加


 これは特別な戦略でもなんでもなく「普通のサッカー」をしているだけなんですが(笑)。先発のウィリアン&バークリーがいた状態を比較すると、同じ戦術・戦略であっても「個の力による違い」が出ていた気はします。要は「ウィリアン&バークリー」のほうがリスキーだけどダイナミックな連携が顕著であり、「アザール&コバチッチ」のほうがリスクが少ない&個に依存した形となっていたとでもいいますか。

 実際の狙いはそうではなかったのかもしれませんが、要はバランスは取れていたのかなと。

「アザール&コバチッチ」のバランスは今後もっとよくなって、この試合より「リスキーでダイナミックな連携ができる」ようになる可能性は高い気はしますが、この試合2人だけでなくチーム全体として「リスキーさ」と「ダイナミックさ」を点差や時間帯によって使い分けることができれば、守備の問題点は今よりは修正できる気はしますが…。

よく考えがまとまってませんが、とりあえずメモ的な意味で。


サッカー ブログランキングへ




スポンサーサイト

Posted on 2018/08/20 Mon. 08:22 [edit]

CM: 0
TB: 0

top △

プレミア「ハダースフィールド対チェルシー」感想文 カンテの攻撃力 

練習試合をざっと見ていた感じ、いわゆるポゼッションスタイル「4-3-3」においては「中盤や最終ラインの得点力UP」がポイントになると思っていたのですが、それを踏まえて、今のチェルシーで「得点力は高くないけど守備力はあるカンテ」をどう起用するのか注目しておりました。

練習試合ではジョルジーニョはアンカーの位置で、カンテは3センターの右で起用しておりましたが、とりあえず開幕戦はそのままでしたね。

まぁ想像通りというか「ジョルジーニョはアンカーから外せない」&「カンテは運動力・守備能力があるので使いたい」という結果、上のように起用している気はしますが、なんと、そのカンテが先制ゴール。シュート自体はそれほど上手い感じではありませんでしたし「マグレ」な感じもありましたが、左サイドからのセンタリングに対するポジションと枠内にシュートを打てたことは素晴らしかった。

というか、どんなシュートであれ、ゴールという結果は紛れもない事実ですし、お題として挙げていた中盤の選手のゴールがカンテから生まれたのはすばらしい。きちんと評価したいですし、もしかしたら、彼に期待ができるのかもしれません。ここで言う期待とは「カンテだって、攻撃的に起用すればそれなりに結果を出せるのでは?」というもの。もちろん、過度な期待ではないんですが、それなりの結果は期待してもいいのかも。

そもそも、ランパードやジェラードみたい得点力がある中盤なんてあまりいないわけですし、カンテがその部分を少しでも補えるのであれば、それにこしたことはない気はします。

というか、バークリーとかロスタフ・チーフについても、「得点力が課題」ってのは同様なんですよね。
もちろん中盤にはゴールする以外の仕事はたくさんあって(例えば運動量とか例えばオフ・ザ・ボールの動きとか、もちろん守備とか)、彼らにはその能力がありそれも超重要であるわけですが、大切なのはそれだけで勝てるのか? 「チームに勝利をもたらす」ために、彼ら中盤の選手は何をすべきなのか。

もちろん、FWやウイングといった前線の選手がゴールして勝てるのならば、それは全然問題ないのですが、ボールポゼッションからの崩しでゴールを奪う形を想像すると、いい形でシュートを打てる可能性が高いのは中盤やサイドバックの選手であると思うわけです。

この試合の2ゴール目のPKをもらうまでの形を振り返りますと、中盤とサイドバックが攻撃に絡んでおりました。アロンソの攻撃参加がPKを呼んだわけですが、それって「ボールポセッションから崩し」で考えると理想的だと思うわけですよ。

最後に守備について。練習試合でも同様でしたが、中盤を飛ばされてサイドバックの横のスペースを使われると、なかなか厳しい状況になることが多かったですね。まぁ、チーム力が格下で個の攻撃力がそれなりのチームでしたら、そこを狙われても大きな問題にはならないことが証明された試合であった気もしますし、その弱点を露呈することで相手に得点の気を持たせて「完全なるバスストップを壊す」戦略も考えられているとしたら、すばらしい戦術なのかもしれませんが。


サッカー ブログランキングへ




Posted on 2018/08/12 Sun. 17:11 [edit]

CM: 0
TB: 0

top △

ロシアW杯「日本代表対ポーランド代表」のボール回しと、ゲーム理論 

 読んだ人も多いかと思いますが、週刊ダイヤモンド8月4日号「ゲーム理論入門」特集にて、ロシアW杯「日本代表対ポーランド代表」について触れられてますね。要は「ゲーム理論的」に、あのグダグダなボール回しは正しかったと。もちろん、あくまで1次リーグ突破とい題目のためにはということで、スポーツマンシップ云々の話は別ではあるんだけど。ポーランド代表が日本代表よりも格上なのかは議論の余地ありですが、ゲーム理論的には「得点する確率が失点する確率の2倍以上の場合」のみ攻撃が正解だとか。というか、サッカーは基本的にロースコアスポーツだと思うので、どこが相手にせよ得点率は失点率よりも低いとは思うのですがね。詳しくは雑誌買って読みましょう。

 ちなみに、その昔、高校野球で似たような話題となった「松井の敬遠作戦」も、ゲーム理論的には正しいんでしょうかね。あの事件もスポーツマンシップが云々とか外野がうるさかった気はするけど、「高校生の教育」「高校生の将来性」「あの試合でプロ野球界に進む選手なんてほとんどいないんだし、勝ち負けよりも大切なものがあるよね」という観点から考えると、確かにって気はします。まぁ今回のW杯の件とは、勝敗優先度など事情は違う気はしますね。


サッカー ブログランキングへ




Posted on 2018/08/03 Fri. 23:45 [edit]

CM: 0
TB: 0

top △

2018-08
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 31