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親善試合「チェルシー対川崎F」感想。 サッリとの決別はモウリーニョ回帰? 

もちろん、まだこれからというのはわかっているのですが、昨年のサッリ監督が取り入れた「ポゼッションありき」という概念は少なくなりそうな感じですね。

この試合、MFにジョルジーニョは起用されてましたが、それは見た感じ、サッリ前監督が昨年頑なに使用していた「ジョルジーニョ・システム」とは明らかに違う感じでした。まぁサッリ前監督のスタイルが継承されないのは予想できたことですし、別に驚きでも何でもない。

それはある意味、当然とも言えるのだろうけど、じゃあ「サッリ前監督のスタイルを止めて、どういう方向になるの?」というランパード新監督の哲学については、この試合を見る限りですと特にない感じですね。

「ない」と断言するのは失礼ですね。というか個人的には、モウリーニョのころに戻る可能性はそれなりに高いなぁというのが、良くも悪くも一番の感想でした。

まぁ改めて考えれば、普通そうなるよな的な感じとでもいいますか。

昨年もブログで書いた気はしますが、簡単にいうと「サッリのシステムは、これまでのモウリーニョイズムなシステムと比較するとリスキー」であり、そのリスキーさが「攻撃的でおもしろい」ということでもあったと思うわけです。

別の言葉で書くなら「アンチフットボールも辞さない」というモウリーニョの哲学から、「フットボールを絶対に行う」という前サッリ監督の哲学への変更の象徴が「ジョルジーニョ・システム」であったと理解していて、それ故にビッグクラブとまともに対戦して大敗するということも、ある意味、アンチフットボールから決別するための通過儀礼的と受け止めるというのが、正しい「前サッリ監督支持」のやり方であったと思っておりました。当然、チェルシーファンの中には、そんな哲学クソくらえという人もいたわけですし、その人たちが「アンチフットボール万歳」と叫ぶのは、別に勝手なわけでして、それはそれで正しいと思うわけです。まぁ、私もそんなにアンチフットボールが嫌いなわけではないですし。

で、注目していたのが、チェルシーのフロントが、そういう哲学の変更をどこまで意識していたのかってところでした。要は、アンチフットボールから転向するためにサッリを連れてきたのか、それとも、たまたまセリエAで結果出したサッリを招聘したら、アンチフットボールじゃなかった程度だったのか?

みたいな。答えは、多分、後者。フロントとしては、意図してアンチフットボールから変わりたいわけではないというのが、多分正しいのかなというのも、この試合を見て改めて認識できた感じですかね。もちろん、この試合で、そう言い切るのは、早すぎるのかもしれませんが。

要は「ジョルジーニョ・システム」からランパードが決別し、「モウリーニョ哲学」へ回帰するのか? 
それとも「モウリーニョ哲学とは別」の「サッリとはフットボール」の道へ進むのかという話。


まぁ後者を目指しているのかもしれないけど、落ち着く先は前者かなというのが、現状の認識です。

少なくとも、昨年、ランパードがダービーで起用していたと言われているマウントのプレーを見ると、そう思わざるを得ないし、ズマとかケネディとかサッリの薫陶を受けてない選手は「アンチボールとかフットボールとかどうでもいい」感じから想定すると、そうかなと。ダビドルイスやジョルジーニョら昨年のサッリスタイルの肝となっていた選手たちも、「サッリのスタイルをコピーするのは、やばいのかなぁ~。チラリ(ランパードを見る)」的な感じだったのも、ある意味印象的でしたかね。

まぁ、もちろん、まだランパード新監督のサッカーがどうなるかわかりませんが、次の大きなチェックポイントとしてはカンテのポジションですかね。

復帰後に彼が中盤の底で使用されれば、かなり、モウリーニョ回帰に近くなるのは間違いないかなと。

とりあえずは、以上です。あ、川崎Fは、いいチームだと思いました。


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Posted on 2019/07/21 Sun. 09:23 [edit]

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チェルシーのランパード監督就任に寄せて 

ランパードが監督に選ばれた本当の理由はわかないけど、アブラモビッチが金を投じて以来の基本スタンスであったと思われる「監督としての実績」から考えると、そのスタイルから少し方向転換されたように見えるのは一つのポイントであると思っています。

お金や実績だけでなく、「生え抜き」とか「チェルシー愛」とか、そういうメンタル面の要素も加味したとでもいいますか。

あ、お金はかかっているのか。

もちろん、ランパードを監督にした理由はいろいろあるんでしょうし、メンタル面だけでないのでしょうけど、「監督としての実績」はまったくといっていいほど「ない」わけで。逆にあるのは「選手としての名声」や「ファンに好かれている」「チェルシー愛がある」といったメンタル的な要素だけなので、その部分が買われたのかなと。

他に成り手がいなかった可能性もありますが(笑)、普通に考えると「生え抜き」なところを評価したのでしょう。

で、そうなった理由はいくつか考えられますが、特に以下の3つの事件は関連性が高そうかなと考えてます。

・移籍禁止命令によって、改めて「お金ですべてが解決できるわけでない」と悟ったから。
・サッリ前監督がナショナリズムを理由に、辞めたから(まぁ本当の理由は違うかもしれないが)。
・アザールが、他のビッグクラブへ移籍したから(チェルシーよりもレアル・マドリーが好きだから?)。


要は「金満」という、アブラモビッチがオーナーになった以降の「チェルシーの方向性」を、必然的に見直すべき時が来たみたいな話です。

もちろんお金は必要だし、それがないとお話にならないところもあるわけですが、チェルシーが今の位置から上に飛躍するには、「お金」以外の要素も育てる必要があるのは確かなのかもしれません。

で、個人的にはその方向転換があったとするのなら、それは非常に評価したいです。もちろんお金も重要ですし、それがベースだとは思いますが、昨年からこのブログで書いている「チェルシーというクラブの哲学構築」こそが今一番大事だと思っているからです。

まぁ「サッリ監督招聘」も哲学構築の一環かと思っていたのに、それが一年で崩れたので、今回も同様になってしまう可能性もありますが(笑)。何にせよ、チェルシーに転換期が訪れているのは確かなので、何かしら「新しい方向性」を示す必要があると思うのです。

そういった意味では、一番必要なのは「長期的な展望」と「いろいろな意味での育成」ですかね。

育成に関しては「ファンが自ら育つ必要」もあるのかもしれません。特に声の大きいチェルシーファンは、短絡的であったり、堪え性がなかったり、マクロ的な視点しかないアホが多いわけですから、その成長こそが一番必要な気もします。

まぁ、私も似たようなものなのかもしれないですが(笑)。

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Posted on 2019/07/15 Mon. 14:12 [edit]

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