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プレミア「クリスタルパレス対チェルシー」感想文 「5バック」「3バック」からの「1バック」 

10年以上前の日本でスリーバックといえば、元日本代表監督のトルシエが導入したフラットスリーが一般的だったのか?

それとも、フラットでなくジーコが日本代表監督時代に導入していたようなラインの深い「3バック」が主流だったのか?

どちらが正当な3バックかは置いておいて、今季のチェルシーでコンテが導入しているのは、トルシエほど「フラット」ではないし、ジーコほど「深く」もない3バックなのかなと個人的には考えています。

「最終ラインは高くして、とにかく中盤でプレス! 最終ラインの裏はオフサイドトラップで防げ」というトルシエ的なりスキーな戦術論は展開しない一方、逆にジーコのように「君たちオフサイドトラップは禁止ね。プレスの位置は成り行きで」なんていうアバウトな戦術でもないみたいな。

 ゾーンディフェンスの基本となる「4-4-2」陣形が、ゾーンの考え方はそのままに「5-4-1」陣形になったといえば分かりやすか? いやいや、そうではなくて「3-4-3」陣形がベースでウイングバッグが最終ラインに入るのかどうかは状況次第という考え方がベースでしょという意見が正しいのか?

つまり、状況に応じて最終ラインが「3」になったり「5」になったりする戦術であるというのは、これまでもここで書いてきたところですが、その変更基準が優れているんですね。この数試合をシャットアウトで勝利できたのも、要はそこ。「3」と「5」の使いわけが優れているんですね。では、その基準ってなんでしょう? 

監督の指示はどこまで? 選手の判断はどこから? 残念ながらそれについて私は情報をもってないのですが、どうなんでしょうね?

それに加えて、このクリスタルパレス戦。この試合では攻撃時における「3バック」の攻撃参加で新たな動きが目につきました。3バックの右に位置するアスピリクエタが、かなり積極的に攻撃に絡んでいたんです。

チェルシーの3バックは「ボールポゼッション」時に最終ラインが「3」になる事が多いのですが、これまでの試合では、最終ラインの3枚はそれほど攻撃参加はしないイメージがありました。攻撃は基本前3人と両サイドのウイングバック2人が行う感じで、最終ラインはボールのつなぎ役に徹していたイメージでした。

状況に応じて3バックの両サイドがサイドバックのように攻撃参加するのは攻撃力アップを図るのなら理想型であると思っていたのですが、その形から決勝ゴールが生まれたことは何よりも評価したいんです。

アザールが中央でボールキープして、アスピリクエタの前のスペースにパス。攻撃参加したアスピリクエタがセンタリング。コスタがヘッドでゴール。

簡単に書くとこんな感じでしたが、要はウイングバックはサイドに張って相手の守備陣を引きつける一方、さらに3バックの1人が攻撃参加して数的有利な状況「フリー」で攻め込み、相手を崩した点がすばらしかったです。

攻撃参加した本職サイドバックのアスピリクエタの動きはもちろん、彼にその前方のスペースを使わせたアザールのパスもすばらしかったと思います。足元へのパスでなく、スペースへのパスというのは攻撃時には重要な要素の1つですしね。

もちろんゴールを決めたコスタの決定力も賞賛すべきです。昨年はプリミアリーグのラグビー的な笛に苦しんでいましたが、今季は少しそれにも慣れたのか、必要以上に笛にナーバスにならなくなったことは好調の要因かな。

というわけで、「5-4-1」ブロックの堅い守備に加えて、「3-4-3」から最終ラインの「3」の攻撃参加という超攻撃的な戦術も垣間見せた、このクリスタルパレス戦。

「3」と「5」の使いわけに加えて、最終ラインが「1」となる、新たな変更基準も加えることができたとしたら…? このまま、突っ走れる可能性はかなり高いのかも?


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Posted on 2016/12/18 Sun. 23:24 [edit]

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